project schedule


[studio]での活動は終了しました。
ご来場いただいたみなさん、どうもありがとうございました。

今後、吉原治良賞記念アート・プロジェクト2008では、これまでの[studio]等での活動を元にアーティストが最終計画書を作成し、それをもって審査員による2次選考が行われます。またアーティスト決定後に、別途コーディネーターの審査が行われます。
最終結果は、年明け頃に発表の予定です。

* mixiにもコミュ作ってみました!:吉原治良賞記念AP2008メンバー募集中です。

2008年5月31日

新しいブログ

その後大賞を受賞したcontact Gonzoの"project MINIMA MORALIA"のブログを新しく開設しています。最新情報はこちで。

about the men, contact Gonzo





さらに今日は、山本握微氏の劇団乾杯第9回公演が大阪で行われます。展示も行われているらしい。

劇団乾杯

2007年10月19日

社会とつなぐ

このブログ、10月になっても毎日10人ぐらいの人が見てくださっているようなので、たまには更新してみようと思います。

9月末までの二次選考期間中で、何を一番反省しているかというと、それは「社会とつなぐ」ということが全然できなかったこと。それにつきます。最初からコーディネーターの役割のひとつとして言われていたことではありますが、、、それぞれの作家さんのことを理解することと、[studio]という場所に慣れることに右往左往している間に、あっと言う間に終わってしまった感じです。

その時その時にベストを選択していると思っているので、もしはないけど、こんな風にもできたかも・・・と思ったりはしています。

2007年10月1日

最終日の様子

とうとう[studio]での活動期間が今日終了しました。みなさん、お疲れさまでした&ありがとうございました。いろいろ反省点はあるのですが、それはまた後日。

最終日の私の大失態は、13時半から握微さんの一人芝居のリーディングがあることを知らなかったことです。(ありえない・・・反省してます。)(実は、昨日も上映会のこと[studio]に到着した時は覚えていたのに、3時近くになるとすっかり忘れていたのです。>ごめん握微さん。)チラシの裏をちゃんと読んでなかったというか、見落としてました。。。
そして急に始まったリーディング。面白かったです。私、全然握微さんのことわかってなかったのかも・・・と思わせる魅力がありました。話は若干ありがちというか、昔見た第三舞台の「トランス」(古い15年ぐらい前)などを思いだしたのですが、演技をしている姿から今まで知っている握微さんとは違う面を垣間見れてドキドキしたといいましょうか・・・

そして3時からの『桃から生まれた「ももやまぶんこ」―児童図書館の意義と方法―』。
わたしたちは何で今あるものをもっと大切にして活用しないのだろうと思います。古くなったもの儲からなくなったものなどいらなくなったものを簡単に切り捨てていきます。そんなことを繰り返していても、結果は同じなのに。
この日のお話で「ももやまぶんこ」のような活動の意義を社会に伝えていくことこそ、コーディネーターの使命なのではと思ったりもしました。単純に古いものがいいとかは思わないけれど、「ももやまぶんこ」の活動は残していく価値のあるものです。少なくても、私は今、自分ちの近くに「ももやまぶんこ」があったら絶対に利用すると思うので、新しい形でも再開できること祈ってます。

6時からは、運動会がありました。運動会というタイトルなので、普通に運動することを想像しているとそれは全く違います。この日は、コンピューターをプロジェクターにつなぎ、握微さんがそれを操作しつつ進めるレクチャー形式でした。運動展に展示されている作品の中から、それを実際に体験します。文章だけで読んでいたものを実際に写真や音として確認できる。握微さんの文章を読んでいると、そのもの自体を見たくなります。あんまりおもしろくなさそうと思うものも中にはありますが、でも想像力をかきたてられます。想像することろが醍醐味なので、運動会で実際に見るとどうなのかなぁと思っていたのですが、面白かったです。でももしかしたら、見なくても充分面白いと言えるものがいいのかもしれません。

その後、行われたのが改名式。山本握微、改メ、ら、改メ、異常人ら。山本握微という名前の由来から、"ら"を経由して"異常人ら"になった経緯。握微さんは自分が、すねていることを認めているので、もう何も言うことはありませんが、やっぱり元に戻したらというのが私の感想です。どの名前も同じ構造を持っているというようなことをおしゃっていたと思うのですが、だったらなおさら、もう握微ファンもいっぱいるしもったいない。とりあえず、名前を変えるというのはめちゃくちゃ面倒くさいことだけは確かです!(私、夫婦別姓賛成派です。そして山本という姓を案外気に入っているもので。)どっちかっていうと、"山本ら"とかの方が"他一(ほかはじめ)"さん(前日の天野天街さんが教えてくれた芸名)に近い気がします。

と、いろいろありましたが、無事に終了。いたらぬ点は多々ありましたので、また改めて感想を書きます。10月はとりあえず、充電期間。やっと休める・・・

2007年9月29日

方法の芳香

今日の午後は、15時過ぎから「若い時に書いたものなのでとてもはずかしい」と天野さんがしきりにおしゃっていた『自由ノ人形』(少年王者舘、2000年、VHS)の上映会を行い、18時からレクチャーを行いました。

最初、天野さんも緊張してらっしゃったようですが、徐々にほぐれてきた感があって、よい雰囲気に。貴重な映像作品も見ることができてお得感満載でした!

「方法の芳香」というタイトルで行われた今日のレクチャー。握微さんがこだわる<方法>というのは、オリジナリティが純化した結果、様式となったものなのかなと私は思っています。最近、人間国宝の方にお話をうかがう機会があったのですが、その時に感じたのと同じことを今日も考えました。ものをつくる、何かを表現するためには、何かしら技術や方法が必要です。もちろん、その技術や方法は人の真似でも独自に開発したものでも何でもいいと思うのですが、その上で、自分自身とは何か、オリジナリティとは何かを深く追及する瞬間が来ると思うのです。それが作家にとっては表現をする上での別れ道、あるいは壁となるでしょう。普通は。
しかし、最初から普通芸術を標榜している握微さんにとって、自分自身やオリジナリティなど関係のない話で、逆に邪魔になるだけなのかもしれません。ということがオリジナリティとなっているところが、アキレスと亀のように終わりがない感じがします。
「自分がどうしたいのか」ということを見極めること、そしてその上で天野さんがおしゃっていた「私が在るということ」(要するに自分自身とは何かということ)に自覚的にならなければ、真の方法(オリジナリティが純化した結果、様式となったもの)は生みだされないのではないか、と思いました。

今日のお話から、天野さんは無意識や偶然から得た方法を使われる時はなかり意図的に、意識的にしていらっしゃるように思いました。それでなければ、やはりあれほどの世界観は作れないのかもしれません。

終了後は、会場に来ていただいた方々も含めみんなで天野さんを囲んでで飲みに繰り出しました!(私は残念ながら行けませんでしたが・・・・)どんなだったか聞くの楽しみです。


明日は、握微さん展示最終日、そして[studio]の最終日でもあります。長かったのか短かったのかよくわかりませんが、いろんなことを思った半年でした。明日もイベントたくさんあります。ぜひお立ち寄りください。

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レクチャーしなくちゃ vol.6「桃から生まれた「ももやまぶんこ」―児童図書館の意義と方法―』があります。
日 時:9月30日(日) 15:00-16:00・申し込み不要
会 場:[studio]
講 師:中谷邦子氏(ももやまぶんこを支える会代表)
    根岸伴子氏(元ももやまぶんこ司書)※予定

大阪市阿倍野区に、「ももやまぶんこ」という児童図書館がありました。
25,000 冊を超える蔵書や、定期的に開かれるおはなし会、そこで生まれる子ども同士・親同士の交流など、小さいながらも充実した空間として33年に渡って地域に親しまれてきました「ももやまぶんこ」は、2004年に建物の老朽化に伴い閉館し、現在では有志による「ももやまぶんこを支える会」が、図書館の再建に向けて活動しています。
レクチャーでは、地域に根差した児童図書館は何故必要なのか、公共の図書館との違いは何か、蓄積された蔵書と人の財産を散逸を抑えるためにはどのような方面に支援を要請するのかなど、芸術活動支援とはちょっと違う「子育て支援施策」といった視点から、「ももやまぶんこを支える会」の現在についてお話を伺いたいと思います。子育てに関心のある方、是非ご来場ください。
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18時から運動会、20時からクロージング・パーティーです。

キタル 天野天街氏

今日は、公開レクチャー「方法の芳香 ─天野天街氏を招いて─」があります。レクチャーいっぱいあって、訳がわからなくなってきていますが、これが吉原AP独自の最後のレクチャーになります。

4月からずっと5組の入選作家のみなさんとミーティングをしてきましたが、現美センターからレクチャーを企画するように言われた時に、「どんな人に話を聞きたいですか?」と聞いて「天野天街!」と即答されたのは、握微さんだけです。もう他はない、という感じで希望を聞いて実現に漕ぎつけたのが今日です。若干、緊張気味の握微さん。どんなお話が聞けるか楽しみです。

2007年9月28日

山本 握微 「運動展 2007 ─棚卸─」


今日からはじまりました。
今も作家は[studio]に常駐し新しい作品を制作中です。。。
山本握微大回顧展かのように、旧作やレクチャーしなくちゃのビデオ、過去の映像作品等なども参考作品として展示されています。あわせてお楽しみください。

今日の夜6時からは「運動展でうどんを食べる」のパフォーマンスが、7時からは『レクチャーしなくちゃvol.5「{完全/運動/普通}ノ芸術」 山本握微 』が行われます。

2007年9月25日

暗展

最近、めっきり書きこんでくれない山下さんは、今これです。

暗展


私は残念ながら見に行けないのですが、とりあえずがんばれ!ということで。