project schedule


[studio]での活動は終了しました。
ご来場いただいたみなさん、どうもありがとうございました。

今後、吉原治良賞記念アート・プロジェクト2008では、これまでの[studio]等での活動を元にアーティストが最終計画書を作成し、それをもって審査員による2次選考が行われます。またアーティスト決定後に、別途コーディネーターの審査が行われます。
最終結果は、年明け頃に発表の予定です。

* mixiにもコミュ作ってみました!:吉原治良賞記念AP2008メンバー募集中です。

2007年7月10日

ビビんなくていい

日曜日、「アートのための法律相談所」にたくさんのご来場、ありがとうございました。わざわざ東京から来てくださった方もいたと聞いて、やはりこういったトピックを扱う催しがまだまだ少ないのだなと実感しました。アートと法律は、私の中ではもっとも縁遠いというか、実際にはいろいろ問題がある割に全く別の相いれないもの同士のような気がしていて、一番端と端にあるものを一緒に考えようとすること自体に感心してしまいました。

講師で来ていただいた作田さんのお話にもあったように、法律は最終的には思考を止めるためのものなので、それを促進しようとするアートとは真逆にあるのかもしれません。でもそれゆえに、そこで挑戦することの意義もあり、そこでしか見えてこないこともあるからこそ、藤井さんのプロジェクトの面白さや動機がどのようなものなのか伝わるような気がしました。

作田さんのお話の中ででてきた、「芸術の分野で訴えられることが実際にはほとんどない」、ということ「アーティストはビビんなくていい」というのは目から鱗の感がありました。それに、藤井さんの今回のプロジェクトの最終目標のためには、実際に裁判を行う必要があるわけですが、それがなかなか難しいということが改めて理解できました。芸術を法の対象として論じる前に、その状況を作り出すことさえも、です。それも含めてのプロジェクトだからこそ、面白いということもありますが。

でも小心者の私には「ばれなければ大丈夫」という考え方には、若干の戸惑いがあって、アーティストはやりたいことがあって結果としてそうなったのであればそれでいいいかもしれないけど、コーディネーターのようなアーティストの周辺にいる人は本当にそれでいいのかと考えてしまいました。結局は決定権のないコーディネーターは、それによって起こりえる問題や困難をアーティストに伝え、どのように思うかという意見を述べることしかできないのかもしれません。それが重要かつ必要なことであることを願うばかりです。

みなさまからの感想もお待ちしてます!

yamamoto

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