project schedule


[studio]での活動は終了しました。
ご来場いただいたみなさん、どうもありがとうございました。

今後、吉原治良賞記念アート・プロジェクト2008では、これまでの[studio]等での活動を元にアーティストが最終計画書を作成し、それをもって審査員による2次選考が行われます。またアーティスト決定後に、別途コーディネーターの審査が行われます。
最終結果は、年明け頃に発表の予定です。

* mixiにもコミュ作ってみました!:吉原治良賞記念AP2008メンバー募集中です。

2007年9月21日

ゴンゾ大集合


今日から、contact Gonzoの展覧会「the last man narrative/contact Gonzoと世界の仕組み」
がはじまりました。
the last manって誰なんでしょう。

どんな風になるだろうと思っていましたが、Gonzoらしさが出ている面白い展示になっています。VJまでしちゃってカッコいいとこ満載。見ていると飽きないのですが、何でこの人たちはこんなことをしていんだろう?痛くないの?どこよそれ?大丈夫なの?などの疑問が次々に浮かびます。そうなれば、あなたはもうGonzoの虜かもしれません。

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展覧会:contact Gonzo『the last man narrative/contact Gonzoと世界の仕組み』
2007年9月21日(金)~23日(日)13:00-20:30(9月23日のみ日没まで)・観覧無料
会 場:[studio]

ただのパフォーマンスではない、変幻自在のメディアでもあるcontact Gonzoによる展覧会。contact Gonzoしながらお互いをインスタントカメラで撮り合う行為:「thefirst man narrative」【※5】の成果物である数々の写真をはじめ、様々な場所での Gonzoの記録映像の上映などを行います。また、9月21日には臨床哲学者である西川勝氏を迎え、「痛みの哲学/接触の技法」をキイワードに、トーク・セッションを開催します。最終日となる9月23日には、日没とともにcontact Gonzo法典の第一章の完成を記念した式典「contact Gonzo式典(法典を待つ日没)」を、contact Gonzoの聖地にておごそかに執り行います。
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今晩はレクチャーがあり、日曜日には認定式があります。

2007年9月20日

「それはあるいは自明のこと」

今、明日からはじまるcontact Gonzoの搬入の様子をさぐろうと、[studio]にやってきたのですが、相変わらずの雑然っぷりに少々呆然としてしまいました。。。
また冷蔵庫とか動かして、この人たちはいったいどないレイアウトするつもりやろう・・・・そしてあの丈が足りてない暗幕のはり方はいったい・・・・???などなど疑問&不安が心をよぎります。

ご本人たちは、本日夕方から来て仕上げる予定と私は認識していますが、もしかしたら、これが完成形なのかとおもわせるところもあって、悩みます。いい意味でも悪い意味でも、Goznoは展示という枠を飛び越えていく人たちなので。

明日からの展示&パフォーマンス期待しましょう。

初日の明日はトーク・セッションも行われます。

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トーク・セッション:「それはあるいは自明のこと」

2007年9月21日(金)18:30-20:30
会 場:[studio]
定 員:30名(要申し込み・9月3日より受付・定員に達し次第締め切り)・無料
ゲスト:西川 勝氏(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任准教授)
モデレーター:甲斐 賢治(NPO remo 代表理事 / NPO recip 理事)
申し込み TEL:06-4790-8520

自らを定義付けするため「賢者との対話」を望んできたcontact Gonzoが、看護師と
して医療の現場で多くの患者の「痛み」に「接触」してきた経験を持つ臨床哲学者・
西川勝氏を賢者として迎え、「Gonzoとは何か」をテーマにト-ク・セッションを展
開します。「痛みの哲学/接触の技法」をキイワードに活動を続けるcontact Gonzo
は、痛みの現場を哲学する西川氏の目に、どう映り、いったい何が見いだされるので
しょうか。
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痛みとかひとの温かさや生々しい感触って、現代社会においてはリアルなものとして意識する場面は案外少ないように思います。だからこそ、今なぜGonzoなのかを考えてみるのはとても興味深いと思います。医療現場という美術や芸術とは一見遠く離れた世界からの賢者が見るGoznoとはどんなものなのでしょうか。展示と併せてぜひお越しください!

2007年9月18日

[studio]から脱出

今週末は、展示、レクチャー、認定式と盛りだくさんのcontact Gonzo。

新たな動画がYoutubeにUPされました。
(面白いです。でもよい子はマネしないでください。)

bye-bye sudio (soto de asobou)
http://www.youtube.com/watch?v=jj_uwnmbL9s

the invisible bridge
http://www.youtube.com/watch?v=82n6Xjg_GUY

[studio]の外に出たいなぁというそこはかとない閉塞感を打破すべく、いとも簡単にそれをやってのけるのがこの人たちのすごいところだと思います。本能ですかね。これ。あるいはわざとなのかしら。

2007年9月16日

マジックテープの威力はいかに?



金曜日に行われたオープン・ミーティングでは、本当に会議っぽく<グルーヴチューブ>の今後について意見交換が行われました。

パラモデルは[プラレール」などの既存のおもちゃを使った作品をこれまでもたくさん作っていますが、自分たちで素材となるシステム自体を作ってみたいと考えて、試作したのが<グルーヴチューブ>です。アートカレッジ神戸、大阪府立現代美術センターでの入選展、国際芸術センター青森での展示を通して感じた問題点や課題について、ゲストに意見を聞いたりアイデアを出し合ったり・・・

<グルーヴチューブ>は発砲スチロールでできており、その発砲の金型をパラモデルの林さんはお父さんにお願いして製作してもらっています。発砲自体は、軽く、質感も気に入っているとのことですが、今の状態だと結合部分にかなりの問題があります。インスタレーションを作成するときに、自重でねじれたりはずれたり。。。現在は発砲の部分に穴が開いていて、そこにダボを差し込んでつないでいくという方式をとっていますが、それだけでは弱く、結合部分をビニールテープで巻いています。

これを解決するべく、パラモデルから新しい結合方式(ネジ式)の提案が行われましたが、下田さんの「構造的に無理やね」と一言であっさり却下。新たな方式としてマジックテープをすすめられました。私が聞いていても、マジックテープがいいかも!と思うほど、マジックテープの利点はパラモデルのインスタレーションには最適です。さっそく試してみるというこで、どうなるのかまた結果が楽しみです。

そしてもうひとつの課題、製品化についてですが、こちらはかなり難しく、、、、発砲という素材、収納に場所を取る大きさ、具体的なゴールがあった方がいいのか、何もつくれない何もできないという方が逆にいいのかなど、課題山積みです。
角田さんもおしゃっていましたが、「おもちゃ的には、いろんな制限があると無理」というのは当然で、こうでしかできない、という条件があると創造性にも広がりが出ず面白くありません。とりあえず、パラモデルが見本となるような、他の人がやってみたいと思わせる作品を作ることが重要であるということがよくわかりました。

他にもプラスチックの金型のこと、加熱と冷却にノウハウがあることなど、興味深いお話たくさん聞けました。
角田さんがデザインされた「パイプロイド」というおもちゃ([studio]にも展示中)は今年大きな賞の受賞が内定されたそうです。
<グルーヴチューブ>がここまで達するには、まだしばらく時間がかかりそうですが、何となく道筋が見えてきた感じのするミーティングでした。

私、個人的には、植物を支持体にしてみるとどうなるんだろう・・・と思ったりもしました。それでおしゃれで役立つんだったら、インテリアとして売れるかも。もはや、おもちゃじゃないけれど・・・