project schedule


[studio]での活動は終了しました。
ご来場いただいたみなさん、どうもありがとうございました。

今後、吉原治良賞記念アート・プロジェクト2008では、これまでの[studio]等での活動を元にアーティストが最終計画書を作成し、それをもって審査員による2次選考が行われます。またアーティスト決定後に、別途コーディネーターの審査が行われます。
最終結果は、年明け頃に発表の予定です。

* mixiにもコミュ作ってみました!:吉原治良賞記念AP2008メンバー募集中です。

2007年7月20日

ここも案外素敵

山本握微さんの「ここ以外は素敵ですぜ」絶賛、開催中です。

ここ以外は素敵って、ここはひどいのかと思っていたのですが、案外素敵だと思いました。「ここにはない作品についての、批評でも感想でもなくただの言及」というようなことが書いてありましたが、しっかり愛のある批評がたくさん並んでいます。

私は、本当に腹の立つ作品を見た時は、「ちぇっ!金かえせっ!」と(家庭内では)叫んだりするタイプなので、そういうムカついたものについてもたくさん言及があるのかと勝手に想像していたのですが、握微さんが好きなもの、よかったと思うもの、興味ひかれたものについて書いてあるものがほとんどで、ちょっとびっくりしました。(よく考えると、素敵なものについて書いてあるのだから当然ですが。)

あそこで言及されている作品で、私が実際に目にしたことがあったのは、藤井光さんの「飛行少年死す」だけだったのですが、その他、見たことのない作品についてもいろいろ楽しんで読むことができました。どれも、見てみたいと思わせる文章で、これはある意味すごいというか、最近私に欠如している要素ではないかと考えさせられました。

プロデューサーやキュレーターは、自分が本当にいいと思ったものじゃないと手をつけないし、そうでなくては絶対にいいものは作れないと思うのです。でもコーディネーターは基本的に、その判断が終わった後に仕事が降りてくるスタンスなので、「仕事」としてやる場合はどこかで区切りをつけて、これも好きあれもすごいと思いこんでやっている部分が少なからずあります。正直に、本当に自分はどれが好きで、どんなものに感動して、、、という出発点にはあったはずの気持ちがわからなくなることもあります。というか、あえて考えないようにするとか。たぶん、私は今、そういう状態なのだと気づきました。何を見ても自分でもびっくりするぐらい感動したり泣いたりすることがないのは、そのせいでしょう。重症です。

まぁ、私の話は置いておいて、、、
そういういろんなことを考えさせられる展示です。泣きはしなかったけど、正直に面白いと思いました。
明日18時までです。まだの方ぜひご高覧ください。感想もお待ちしてます。


あっでも、全体的な傾向として、みなさんちょっと小さくまとまり過ぎなんじゃないの、とも思っています。握微さんだけではなく。もちろん一番は私自身が、ですが。。。
なんかこの、そこはかとない中途半端な感じ、何とかしたい。あんまり人のこと考えないで、好きなことやった方がいいですよ。>みなさん。>そして私。

yamamoto mayumi

トーク・セッション:『メディアの暴力性・映像の可能性』


山本握微さんの展覧会、絶賛公開中です。レビューはまた、のちほど。

この展覧会が終わっても、ぞくぞくとイベント、展覧会が続きます。
次は、以下のイベントです。定員に達し次第、締切ますので、お申込みはお早めに!

このトーク・セッションでは、吉原入選作家である藤井光の作品、国(自衛隊)が下した撮影禁止命令を拒否し制作したという問題作「飛行少年死す」を上映し、映像や言語によってさまざまな社会問題やブーに取り組んでこられた森達也氏を迎え意見交換を行います。またその他、公共や自主規制等のキワードからも議論を展開し、現代における映像の役割、映像と真実の関係や表現としての可能性について考えたいと思います。

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トーク・セッション:『メディアの暴力性・映像の可能性』

日 時:2007年8月1日(水) 18:30-21:00 ※途中休憩15分
会 場:[studio]
定 員:20名(要申し込み・定員に達し次第締め切り)・無料
ゲスト:森 達也氏(映画監督 / ドキュメンタリー作家)、藤井 光(吉原治良賞記念AP2008入選作家)
モデレーター:甲斐 賢治(NPO remo 代表理事 / NPO recip 理事)

現在、テレビ番組のデータ捏造問題で顕著など、映像の持つ影響力やその信憑性などに社会的な注目が集まっています。また、法廷の場では証拠として、取り調べの映像が初めて上映されるなど、今日における社会問題のひとつとして、「映像:メディア」の本質や役割を考えさせられる場面は数多くあります。セッションでは映画監督でありドキュメンタリー作家である森達也氏をお迎えし、本プロジェクト入選作家の一人である藤井光を交え、藤井の作品「飛行少年死す」を取り上げながら、現代における映像と裁判、映像と真実の関係性、およびその表現の可能性について考えていきます。

■お問い合わせ・お申込みは……
TEL =06-4790-8520(10:00~18:00)  E-mai l = info@osaka-art.jp
大阪府立現代美術センター「吉原治良賞記念アート・プロジェクト2008」係 ※定員に達し次第締め切ります。
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