project schedule


[studio]での活動は終了しました。
ご来場いただいたみなさん、どうもありがとうございました。

今後、吉原治良賞記念アート・プロジェクト2008では、これまでの[studio]等での活動を元にアーティストが最終計画書を作成し、それをもって審査員による2次選考が行われます。またアーティスト決定後に、別途コーディネーターの審査が行われます。
最終結果は、年明け頃に発表の予定です。

* mixiにもコミュ作ってみました!:吉原治良賞記念AP2008メンバー募集中です。

2007年9月16日

マジックテープの威力はいかに?



金曜日に行われたオープン・ミーティングでは、本当に会議っぽく<グルーヴチューブ>の今後について意見交換が行われました。

パラモデルは[プラレール」などの既存のおもちゃを使った作品をこれまでもたくさん作っていますが、自分たちで素材となるシステム自体を作ってみたいと考えて、試作したのが<グルーヴチューブ>です。アートカレッジ神戸、大阪府立現代美術センターでの入選展、国際芸術センター青森での展示を通して感じた問題点や課題について、ゲストに意見を聞いたりアイデアを出し合ったり・・・

<グルーヴチューブ>は発砲スチロールでできており、その発砲の金型をパラモデルの林さんはお父さんにお願いして製作してもらっています。発砲自体は、軽く、質感も気に入っているとのことですが、今の状態だと結合部分にかなりの問題があります。インスタレーションを作成するときに、自重でねじれたりはずれたり。。。現在は発砲の部分に穴が開いていて、そこにダボを差し込んでつないでいくという方式をとっていますが、それだけでは弱く、結合部分をビニールテープで巻いています。

これを解決するべく、パラモデルから新しい結合方式(ネジ式)の提案が行われましたが、下田さんの「構造的に無理やね」と一言であっさり却下。新たな方式としてマジックテープをすすめられました。私が聞いていても、マジックテープがいいかも!と思うほど、マジックテープの利点はパラモデルのインスタレーションには最適です。さっそく試してみるというこで、どうなるのかまた結果が楽しみです。

そしてもうひとつの課題、製品化についてですが、こちらはかなり難しく、、、、発砲という素材、収納に場所を取る大きさ、具体的なゴールがあった方がいいのか、何もつくれない何もできないという方が逆にいいのかなど、課題山積みです。
角田さんもおしゃっていましたが、「おもちゃ的には、いろんな制限があると無理」というのは当然で、こうでしかできない、という条件があると創造性にも広がりが出ず面白くありません。とりあえず、パラモデルが見本となるような、他の人がやってみたいと思わせる作品を作ることが重要であるということがよくわかりました。

他にもプラスチックの金型のこと、加熱と冷却にノウハウがあることなど、興味深いお話たくさん聞けました。
角田さんがデザインされた「パイプロイド」というおもちゃ([studio]にも展示中)は今年大きな賞の受賞が内定されたそうです。
<グルーヴチューブ>がここまで達するには、まだしばらく時間がかかりそうですが、何となく道筋が見えてきた感じのするミーティングでした。

私、個人的には、植物を支持体にしてみるとどうなるんだろう・・・と思ったりもしました。それでおしゃれで役立つんだったら、インテリアとして売れるかも。もはや、おもちゃじゃないけれど・・・

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